感覚に問題がない患者さんであっても、推奨範囲を大きく逸脱する温度変更は避けましょう。
押さえ拭き: ゴシゴシこすらず、タオルで優しく押さえるように水分を吸い取ります 。
柔らかいタオルで押さえるように優しく水分を拭き取る 。特に指の間は水分が残りやすく、水虫(白癬菌)などの感染源になりやすいため、完全に乾燥させる 。
汚水の処理: 使用後のお湯(汚水)は、決められた場所に速やかに廃棄します。
創部の保護: 実施可能な場合でも、創傷を直接お湯につけないように保護したり、お湯ではなく微温湯での洗浄に切り替えたりするなどの配慮が必要です。
防水シート設置: 患者さんの臀部から足元にかけて防水シートを敷き、その上にバスタオルを広げます 足浴 。
足浴を安全かつ効果的に実施するためには、適切な手順と重要なポイントを理解することが不可欠です。湯温設定から実施時間、体位の工夫まで、対象者の安全と快適性を確保しながら最大限の効果を得るための具体的な方法があります。
再利用するタオル類は、洗濯に出します。血液や体液で汚染されている場合は、分別して処理しましょう 。
洗浄: ガーゼやウォッシュクロスに石鹸をつけ、よく泡立てます。指の間、爪の周り、かかとなどを丁寧に洗いましょう。足裏はくすぐったさを感じやすいので、少し圧をかけて洗うと良いでしょう 足浴 。
足浴は、足を清潔にするだけでなく、患者さんの全身状態を把握するための大切な観察のチャンスです✨
マッサージを行う際は、「痛くないですか?」「気持ち悪くないですか?」など、常に患者さんの反応を確認しながら進めましょう。
爪が厚くなるのは、加齢 、爪白癬 、爪への圧迫(合わない靴など)、血行不良、爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう) などが原因で起こります。厚くなった爪はもろく、割れやすくなります 。
皮膚の観察: 患部の状態(じゅくじゅくしていないか、傷はないかなど)をよく観察します 。
「足浴をしませんか?足を温めてきれいにすると、さっぱりして気持ちがいいですよ」「血行も良くなりますし、リラックスできますよ」など、足浴の目的や効果を具体的に伝えましょう 。